![]() ![]() |
![]() |
||
![]() |
![]() ![]() |
||
中国は大きく変化している。五千年の歴史を蔵しながら、近代化を経て、いま大きく発展を遂げようとしている。その歩みは眠りから醒めた巨人のように、大きな渦を広げている。北京五輪も決まり、その発展はいっそう拍車がかけられるだろう。 山間部・地方農村部の遅れは目立ち、都市部との経済格差はいっそう開いているが、その格差をむしろ原動力に組み込んでいっそう大きな活力にしていくダイナミズムがある。各都市の若者たちの姿や、意欲や野心に満ちた目の輝き、働くことの喜びに満ちた笑顔が、猥雑とした中に活気を膨らませている。 二一世紀は、中国の世紀になるかもしれない。コンピューターを駆使する現代性と、長い歴史の融合が、新しいタイプの文化を育み、地球時代の一つの指針を生み出すかもしれない。 共生と調和の世紀となる鍵は、過去を切り捨てるのではなく、むしろ過去を未来の中に見い出し、未来と過去とを融和させる方向に進むのかもしれない。 中国の発展は、希望の色を濃く見せつつ、同時に大きな歴史の実験と試練の側面をも併せ持つだろう。新世紀の行方の一つの方向を中国は鮮やかに見せている。 |
![]() |
||
![]() ![]() |
|||
●中国の都市人口 北京 1257万人 天津 959 大連 545 上海 1474 ハルビン 964 瀋陽 675 重慶 3075 ●日本からの投資の流れ 93〜95年日本から中国への投資はピークとなり、93年には契約ベースで3,488億ドルにまで達した。大連などへの製造工場が中心だったが、その後アジア経済危機などを迎えて下火になり、99年は約3分の1にまで落ちた。しかし2000年になってまた上昇傾向にある。それまでの傾向として、製造工場は日本に近い沿海都市部だったが、最近は上海や北京郊外など大消費地に近いところへの工場建設が目立っている。 |
●増加する大学 「中国の底力を感じるのは、若者の勉学意欲、発展意欲です。大学は各都市に総合大学、語学大学、師範(教育)大学、交通大学、鉄道大学、貿易大学など各種の学校があり、若者たちの勉学意欲を受け止めています。大学の増加は、そのまま中国の発展力を象徴していると思います。また外国へ行って学ぶ留学組も多く、さらに帰国しての横の繋がりも強く、出世していく人々の一つの人脈を形成しています。若者のそうした意欲とパワーがそのまま中国の発展力に結びついているように見えます」(大連駐在の日本人の話) |
![]() |
|