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●小説
・森崎房枝著 『繭の中』
四六判上製/168ページ/1470円(税込)
2010年5月発行

この小説の深い刻印は、低い位置からの生きる力を感じさせると同時に、命へ向けるいとしみの神々しさをも放っている。それは病と運命と闘い続け、それを克服した者の光輝でもある。文学としての強い生命力を持ち、永く世に残る作品と信じる。(五十嵐勉)
【収録作品】
「繭の中」第3回まほろば賞特別賞
「爪痕」第5回銀華文学賞優秀賞
「夜桜」第4回文芸思潮エッセイ賞奨励賞
「ガラス」第6回銀華文学賞優秀賞


・清松吾郎著 『バブルの残照』
四六判上製/252ページ/1785円(税込)
2007年8月発行

バブルという狂乱経済は何だったのか――開発に潜む人間の欲望の渦を描きながら、その実態に迫る力作長編小説。泡沫は、むなしい繁栄を追う人間の腐臭に満ちた内部の虚華の中にある。生々しい人間の欲望の姿を怜悧な筆致で描く、銀華文学賞優秀賞作家の野心作。

作品の概要



●詩歌作品集

・佐山広平著 詩集『時の彼方へ』
四六判上製/126ページ/1050円(税込)
2010年1月20日発行

少年期のみずみずしい自然は時を越えるからこそ、いっそう清流の匂いを孕んで、耀き映える。時の激流の上に架けられた、光のきらめきの海を渡ろうとする永遠への橋。第二詩集。文芸思潮現代詩人賞受賞。


・和田利孝著 詩集『村地蔵へのレクイエム』
四六判並製/106ページ/1050円(税込)
2009年5月発行

田園の蔭から見える現代の変貌。根源から犯し浸してくる形のない悪魔。それに抗し、ひたむきな眼差しの彼方に未来を祈る、素朴な詩語のなかに委ねられたあたたかな祈りが、村地蔵の鼓動となって青葉に反響する。第一詩集。


・歌集『多摩堤』越山しづか
四六判上製/280ページ/2100円(税込)
2006年10月7日発行

短歌誌「美知思波」五十年、師伊藤生更に導かれた歌の道――「一生懸命の生活にのみ真実がある」「歌の道は真実である」を生きた半生の自伝短歌。万人の母の胸に響く声がここにある。


●評論
・小林広一著『斎藤緑雨』
四六判上製/208ページ/1575円(税込)
2010年8月5日発行

明治文学の草創期に彗星の光芒を放って文芸批評の先駆をなした若き文学者斎藤緑雨。樋口一葉の才能を早くから鋭く見抜き、「私たちが願っているのはあなたの大成です」と率直にぶつけた早世の批評家の奇跡を、群像新人賞受賞文芸評論家がここに蘇らせた。畢生の「斎藤緑雨」文芸評論集。



五十嵐勉の本
・『緑の手紙』
四六判上製/208ページ/1785円(税込)
1999年8月発行

日本の平和のなかで発狂していくカンボジア難民ポ・シティ。彼が病院から出し続ける緑の手紙が、戦後日本の繁栄と平和の意味を根底から問いかける。「テーマの重さに脱帽した。現代人の思索と苦悩を伝える、すごぶるまじめな作品」(阿刀田高氏)「『緑の手紙』は、好みもジャンルもバラエティに富んだ三名の審査員が全員一致で選んだ剛速球のような作品」(大原まり子氏)
第1回インターネット文芸新人賞最優秀賞受賞!


・『小説の書き方』―作家を志す人々のために―
四六判並製/124ページ/800円(税込)
2003年11月発行

三つの文学賞をとっている著者が、自分の執筆経験をもとに、いかに小説を書くかを飾りのない実感のこもった語りで伝授する。素材の見つけ方、取材の仕方から、構成、文章、仕上げ方まで、あらゆる面から小説執筆の要所を解説。作家志望者必読の書!


・『微笑みの国タイ』
B5判並製/314ページ/2800円(税込)
1995年8月発行

親しさと微笑みに溢れる国タイ―インドシナ半島の亜熱帯モンスーンの地に生きる人々の、喜怒哀楽に満ちた豊かな表情。だれをも受け入れるその開放的な表情の底には、ときには明るく、ときには暗く、やさしく素朴に息づく人間の輝きが溢れている。多くの人がとりこになるタイの魅力とは何か―政治・経済・社会・文化と多岐にわたり、タイ社会の全貌を活写、その構造をも深く抉り取る。カラー頁豊富。



●その他の本

・『エッセイ宇宙 5』
B5並製/144ページ/945円(税込)
2011年1月発行

第6回文芸思潮エッセイ賞応募作品から編まれたエッセイ作品集。


・『エッセイ宇宙 4』
B5並製/104ページ/945円(税込)
2010年1月発行

第5回文芸思潮エッセイ賞応募作品から編まれたエッセイ作品集。


・『エッセイ宇宙 3』
B5並製/144ページ/945円(税込)
2009年1月発行

第4回文芸思潮エッセイ賞応募作品から編まれたエッセイ作品集。


・『エッセイ宇宙 2』
B5並製/168ページ/945円(税込)
2008年1月発行

第3回文芸思潮エッセイ賞応募作品から編まれたエッセイ作品集。

在庫切れ


・有馬隆博著 『六〇歳のテーマ』
B6並製/96ページ/1050円(税込)
2007年6月発行

親からの独立、結婚と離婚と再婚、会社設立、遊び、教育、健康・・・。山あり谷ありの幾多の体験をへてきた著者による鋭敏で柔軟な、人生に転ばないための歩き方指南書!


・有馬隆博著 『あるべき未来と若者のために』
B6並製/96ページ/1050円(税込)
2008年6月発行

世界は豊かになってゆくのか、それともいよいよ荒廃の方向へ向かうのか。子供たちの未来は大丈夫か。霊魂の力は世界に救済をもたらさないのか。還暦を迎えた著者渾身の、時代に対する意見書!


・『エッセイ宇宙』
B5並製/108ページ/840円(税込)
2007年1月発行

第2回文芸思潮エッセイ賞応募作品から編まれたエッセイ作品集。


・『カレン民族解放軍のなかで』西山孝純著
A5並製/240ページ/1600円(税込)
1994年1月発行

激戦のタイ・ビルマ国境――少数民族カレン族とともに、ビルマの民主化をめざして銃を持って闘う日本人の若者がいた。彼は何を考え、何をめざして戦いに身を投じたのか。ビルマの少数民族カレン族の苦闘とビルマの学生たちの民主化への苦悶――激動の渦の中で戦い続ける日本人青年の驚愕の手記。カレン族の資料としても貴重。写真多数。


・『アジア文学』第1号〜6号
A5並製/180〜256ページ/1133円(税込)

アジアの共感と思考軸の探求をめざす新しい文学誌。アジアの文学の紹介と創作・論考など。小説・詩・戯曲・評論・講演・ルポルタージュ・論文など幅広いジャンルで言葉による人間の探求をめざす。
第1号(1996年12月)タゴール講演「仏陀」など
第2号(1997年7月)特集=タイ文学
第3号(1998年3月)特集=インドネシア文学の世界/カンボジアの芸術と文学
第4号(1999年1月)特集=タイ・ラオスの短編小説
第5号(1999年11月)特集=イラン文学と詩
第6号(2001年3月)アジアの影絵劇ワヤンとスバエク・トムなど