アジアの街角からE シンガポール〜インド人街 夜の散歩

夜のマーケット

色とりどりの野菜が絵の具のパレットのように鮮やか


シンガポールは人口の大半(約75%)を中国人が占めるが、インド系シンガポール人も9%在住している。
資源を持たないシンガポールは、優秀な人材に積極的に労働許可や永住権を与えており、数学や論理的思考に秀でているインド人の移住者が増加した時期があった。IT、デリバティブ(金融工学)やバイオテクノロジーの分野で華々しく活躍するインド人がいる一方、清掃や道路工事など低賃金の仕事に従事するインド人が多いのも事実である。

リトル・インディア(インド人街)には多くのサリー(インドの民族衣装)、香辛料の専門店、雑貨商店、インド式エステサロンが集まっている。日曜の夜になれば、通りは出稼ぎのインド人でごった返す。


お菓子屋さん


牛乳から作った「ギー」という油がたっぷり入っている


写真:Kumiko Miyano

文:冨久田 純


掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断転写・転載・公衆送信などを禁じます。
Asia Bunkasha  All rights reserved.



                               HOME