アジアの街角からM インドネシア・スマトラ島〜トバ湖とサモシ―ル島 <イスラム国家のなかのキリスト教部族>


世界最大規模のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアだが、ここスマトラ島の北スマトラ州の山岳地帯にあるトバ湖の周辺に住むバタック族は、
人口500万人のうち約350万人がキリスト教徒(プロテスタント)というユニークな部族である。 オランダの植民地時代、インドネシアでは欧米の
布教活動が各地で行われた。バタック族に対する布教は当初はうまくいかなかったが、ドイツのプロテスタント宣教師ノメンセンにより19世紀半ば
頃からキリスト教が定着した。今も島のあちらこちらで、土着の文化とキリスト教文化が融合した独自の様式の建物や生活儀礼を見ることができる。



@まるでトーテムポールの様な教会の門



A村のいたるところに見られるバンガローの様な教会



写真:Kumiko Miyano



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