《文芸思潮別冊》

詩と音楽のための

零号

2007・1・30発刊

 

このたび、詩と音楽のための詩誌「洪水」を発刊いたしました。

本誌は同人誌よりもオープンな参加形態の媒体として企画し、毎号様々な方に登場していただこうと考えており、また文学に限らず他分野も視野に入れ、とくに音楽には力を入れるという点も特色となっております。

零号の今号は、昨年2月に亡くなりました大作曲家・伊福部昭を特集いたしました。貴重なインタビューも得られ、興味深くお読みいただけるものと信じております。

そのほか、下記の通り、大胆で変化に富む内容となっておりますので、ぜひお手にとって御覧いただければ幸いに存じます。

なお、次号(=1号)は約一年後の発刊を予定しております。それ以後は半年に1冊の刊行を考えております。

ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。


2007年1月30日 編集人・池田康

 

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詩と音楽のための 洪水  B5判中綴じ80頁 定価735円

 

★零号コンテンツ★

 

特集 伊福部昭を考える

インタビュー 伊福部玲子(陶芸家)・小林武史(ヴァイオリニスト)
追悼詩 寮美千子 「天空に交響する」
論考 池田康 「伊福部昭の音」

白石かずこ・和合亮一・吉田義昭・津田於斗彦・山崎広光・石倉秀樹・池田康

短歌

田中浩一

原点の詩

インタビュー 五十嵐勉(作家・アジア文化社代表) 〜ランボー、マルロー、山川弘至〜

論&文

海埜今日子 「見つかった名前としての《接吻》――あるいは聖、性、生…」
池田康 「吉岡実「死児」をめぐる序論的断章」
南原充士 「モーツアルトのオペラ」
玉城入野 「世界の生徒」

 

(編集後記より)

・・・「洪水」という誌名は、以前「アジアウェーブ」で白石かずこさんにお話をうかがったとき、バングラデシュの洪水の景が鮮明に印象に残ったことによる。生活をぶちこわして迷惑千万ではあるが、町や村を包み込んで広がるその水はとても透き通り、人々は慣れたものでエビなど獲りながらのんびり過ごしている。そんな情景の神々しさに惹かれたのだった。日常生活をひっくりかえす力は可能性として内にも外にも常に存在している・・・

 


★「洪水」取扱店★

紀伊国屋新宿本店

ジュンク堂新宿店

ジュンク堂池袋店

ヤマハ池袋店(近日中に入荷)

芳林堂高田馬場店

タワーレコード渋谷店(近日中に入荷)

(主に音楽関係の棚にあるはずです)


上記のお店に足を運ぶのが難しい場合はアジア文化社までご注文を:

〒158-0083 東京都世田谷区奥沢7-15-13 アジア文化社

電話03-5706-7847 FAX03-5706-7848

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