相模文芸

・年2回発行
・A5判、240ページ前後
・800円

発行者/植木庸充
神奈川県相模原市相生2-6-15外狩雅巳方
電話042-752-0169



「相模文芸」紹介


 文芸同人「相模文芸クラブ」は文芸愛好者の集まりとして友好的に運営されています。
 会の結成は平成十二年一月です。現事務局の外狩など三名が呼びかけ人となり相模原市内の公民館にポスターを貼り出して会員を集めました。
 「私たちは挑戦します。私たちは文化を立ち上げようと、文学を生み出そうと、この町に住む総ての皆さんに心から呼びかけます。相模原市の文化史を文学状況を変え、作り、育て上げるのはあなたです」〔呼びかけ文より〕
 創刊号は十二年三月三十一日に発行しました。以後少しずつ会員は増加しています。
 七年目を迎えた平成十九年には四十名を数えるところまできました。
 主な活動は年二回発行の同人雑誌「相模文芸」の制作です。そしてここに発表された作品を毎月一回の合評会で読後感想を交わします。会合には二十名前後の会員が参加します。



 さらに、文学散歩や忘年会・講演会などの行事を年間四〜五回行っています。
 会は中高年の男女約半々で構成されています。会長・会計・編集などの世話役を置き運営してきました。月額千五百円の会費と作品集参加費〔ぺージ千円程度〕などや企業広告と販売代金で赤字の出ないように遣り繰りしています。
 作品には制約をつけず散文も詩歌も何でも集めています。二百ぺージ以上の同人雑誌を約三百部発行しています。
 会員配布した残りは雑誌社や作家などへも寄贈します。さらに市内の書店でも販売します。
 毎回7割位の会員が作品参加しますが、強制はしていません。作品の批評を拒むことも他者の作品感想をパスすることも自由です。
 毎回の合評会は主に水曜日午後二時より四時過ぎまでに行います。閉会後は飲食付きの二次会を持ち文学青年時代に若返り大いにはしゃぎます。
 市内在住の会員が八割ですが、広く東京・埼玉・横浜などの会員もいます。誰でも気軽に入会していただきたいと入会金は無料にしています。
 高齢化社会の生きがい探しのひとつとして行政とも提携しながら地域活性化の展開を強めています。学び合いと語り合いの場に多数の仲間の参加を呼びかけています。
 会は創設以来専門家の指導を受けずに全員平等での向上を学び取ってゆこうと和気藹々の集まりを続けています。
 今後は団塊世代なども多数参加してくることでしょう。また、学生などの若い世代へも呼びかけを強めて会員拡大に取り組みます。
 政令指定都市を目指す七十万人都市相模原市にふさわしい文芸集団としての品格を付けて行きたいと考えています。
 市民に愛され市民の手で運営される名実共に「相模文芸」に育ってゆきたいと思っています。(「文芸思潮」18号掲載)