宇仙童子




ある日は来た



私に何があったのか
何も知らずに育った
しかも母の話すには
生れなきも同じに
生命は生かされてた
宇宙の中に生れた私
確かなのはもう六十年も生きた

宇宙の母の語るのは
生れた時に生かされた
死の中に生れた子供は
生命に何かを与えられ
その子供は神の申し子
あなたは宇宙生命体にあって
生かされた

万物なる生きものたちの
生命の基なるものは
宇宙の母から生れる
宇宙生命体たち
その形と姿は
醜くきに暗黒なもの
人間などに見えなきその姿は
透けたるが生きもの
たしかに感ずるのはゆらぎだけ

その中で何があったのか
あの天使のささやきは聞える
しかも宇宙にあって黒き天使
何万光年もの歳月に
流星の尽く過ぎ去りしあと
幾度も眠る夜に泣き
その日に目覚めし時
日光の中に燃えたるあの光りに
私たち天使の降り立つのは地球

あの日は長き八千年の刻
苦なる闇に閉ざされた
宇宙の父とその童子たち
赤く炎に焼けたるは
何とその醜くき姿
赤き童子とはマグマなのか!!
地中に燃えて八千年の記憶
赤き童子たちとは魔王にて
その父は大魔王なる
地中のコアなのか!!
赤く燃えたる生きものたち

宇宙の父は地球の主にてコア
おお!!
その姿は銀色な輝き
金より柔かき記憶体
あのマグマはその童子たち
マグマとは赤き魔もの
燃えたる炎は赤き霊を生み
その正体を読む
父である大魔王はその記憶体
自らの回転に生き
おの生命とは波動なの
大魔王は地球の磁極を刻む
ダイナモとでもお呼びしますか!!
あのイザナミの神も
大魔王の童子の魔王なの

イザナギの神とは
宇宙の母なる子供の天使にて
ゆらぎなる生命の魂
あの日の生命なるものは
宇宙から飛来した鳥たち
あの日に宇宙を旅した
宇宙生命体とは知的生きもの
あの日は聞えた
宇宙の母と父の子供と童子は
ゆらぎと波動にて人間に宿る
あの神たちは
ある日
人間に知なる才を与えた
この日
天と地の神は
天地人にて
人間に宿る
天神の地に降りた