　『射鵰英雄伝』（しゃちょうえいゆうでん）の舞台はモンゴル帝国成立間際。時代の主役ジンギスカーンを背景に、主人公・郭靖（かくせい）の成長やロマンス、そして最強の武術家の座をめぐる激しい戦いがモンゴルから南宋にわたって展開されます。

マンガだからこそ表現できる躍動感。
鬼気みなぎるジンギスカーンの迫力。

　愚直な郭靖をはじめ、食べ物につられて技を教える洪七公（こうしちこう）、残虐なくせに娘には親バカとなってしまう黄薬師（こうやくし）、自分の両手を戦わせる周伯通（しゅうはくつう）など、個性的な面々が物語を引き立て、一息に読み終えたくなります。

　マンガ版は一月２巻ずつ、現在は７巻まで刊行。登場人物も出揃い、敵である西毒・欧陽鋒（おうようほう）のアンチヒーロー的な魅力が光ります。
マンガによる表現も見逃せません。

各巻、定価：880円(税込)

徳間書店コミックス：http://www.tokuma.jp/comics
徳間書店・金庸公式サイト：http://www.tokuma.co.jp/kinyo/

※この記事は５月初頭時点のものです。
射鵰英雄伝は続々と発売されております。

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射鵰英雄伝

中国の国民的作品で、金庸の名を不動のものとした傑作『射鵰英雄伝』が読みやすいマンガ版で発売されました。 これを読んで中国語を話すときのネタになさっては？

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